おつかれっすー!ジュンキです!
『今の話題から未来を予測』をテーマに発信していきます。
先日、このニュースに関連したツイートをしました。
このニュースを見て、日本人のほとんどは無茶苦茶な訴訟だと感じます。しかし、日本から出れば法律を含めた環境が大きく変わるため、一歩踏み込んだ考え方が必要になります。この場合、ロシアの 『同性愛を禁止する法律』 が絡んでいるため、見た目以上に複雑な訴訟となります。 https://t.co/7yoPKLAUd4
— ジュンキ/ニュースから未来を予測 (@junkiumino) October 6, 2019
このツイートを深掘りしていきます。
今回の訴訟内容と判決予想
まず、訴訟内容を確認しましょう。
米アップル(Apple)の「iPhone(アイフォーン)」のアプリを通じて同性愛者になり、道徳的な害を被ったと主張するロシア人男性が先月、アップルを相手取り、100万ルーブル(約160万円)の損害賠償を求める訴訟をモスクワの裁判所に起こしていた
引用:AFP BBNEWS
見た目以上に難しい問題となります。簡単に判決を下せるような訴訟ではありません。
判決予想は敗訴になるかと思いますが、それでも7割ほどです。
LGBTの定義
論点に入る前に、LGBTの定義について理解しておきましょう。
LGBTとは
- L Lesbian(レズビアン)
- G Gay(ゲイ)
- B Bisexua(バイセクシャル)
- T Trans gender (トランスジェンダー)
を略した呼び方です。
L Lesbian(レズビアン)
レズビアンとは、女性の同性愛者のことです。
G Gay(ゲイ)
ゲイとは、男性の同性愛者のことです。
B バイセクシャル
バイセクシャルとは、男性、女性共に恋愛対象となることです。
T トランスジェンダー
トランスジェンダーとは、生まれた性別と自分が感じている性別が一致しない人のことです。
上記のレズビアン、ゲイとは似て非なるもので、同性愛者であるかどうかは別の話になります。
補足
最近聞くことが多くなったオネエはまた違った意味合いを持ち、女性の言動や仕草をする男性のことで、LGBTとはまた違う話になります。
また、ホモ(ホモセクシャル)は同性愛のことで、オカマは男性同性愛者の蔑称です。
裁判の論点
裁判で論点になる情報を整理してみましょう。
- 同性愛に目覚めたきっかけはiPhoneのアプリ
- 原因となるアプリはApple社外
- アプリはApple社が配信許可をしている
- 被告はiPhoneの発売元であるApple社
- ロシアでは同性愛に否定的
こうして並べると、より難しい問題だと認識できます。
アプリの制作会社への訴訟であれば勝訴している可能性が高いですが、Apple社相手の訴訟なので、敗訴する可能性の方が高いように思えます。
また、ロシアでの同性愛を否定する環境が裁判に影響するのではないかと考えています。
ロシアでのLGBT
ロシアでは、同性愛宣伝禁止法と呼ばれる法律があります。
この法律自体は、「健全であることを否定する情報から子供たちを守ろうとする法律」であり、厳密には「同性愛を禁止する法律」ではありません。
「同性愛を賞賛するような宣伝を禁止する法律」です。
しかし、裏を返すと、
同性愛を否定し、なおかつ後世に残さないようにしたい
という意図が見えます。
要するに、はっきりとは言わないけど、
「ロシア国家として同性愛を禁止する」
ということになります。
ロシアはLGBTに否定的なのです。
日本でのLGBT
ちなみに、日本ではLGBTに寛容です。
テレビでLGBTの方を見かけるくらい、一般的に認知されています。
テレビで見られるような有名人でいうと、
- マツコデラックス
- 一ノ瀬文香
- メイプル超合金、カズレーザー
- はるな愛
が挙げられます。
それぞれLGBTの違いはありますが、日本の有名人でLGBTを公表している方々です。
生物学的LGBT
本筋と離れてしまうのですが、生物学的なLGBTを少し紹介します。
LGBTは人間に限った話ではありません。
サルやゾウなどの哺乳類はもちろん、鳥類や爬虫類、両生類に加えて一部の魚類と昆虫にも確認されています。
不明な点が多い中、LGBTが存在する理論的根拠が発見されており、その中のひとつにLGBTを含む家系では子孫を多く残すとの検証結果が挙げられています。
生物学的にもLGBTは特別な存在ではないのです。
LGBTのこれから
現時点で広まりつつあるLGBTという言葉は、これからも多様性のひとつとして世界中に認識されることになります。
そして、それは決して特別な存在ではありません。愛の形のひとつとして認識することになるでしょう。