おつかれっすー!ジュンキです!
『今のニュースから未来を予測』をテーマに発信していきます。
先日、このニュースに関連したツイートをしました。
最悪ですね。日本にもオオスズメバチのような危険な虫が生息していますが、さらなる脅威が増えました。前にも同じようにセアカゴケグモが増えたという話しがありました。しかし、アリの場合は凄まじい数に加えてとても小さいので、より危険度が高いような気がします。今後もこういうことが増えそうです https://t.co/tvmmdeKJ94
— ジュンキ/今の話題から未来を予測 (@junkiumino) October 17, 2019
このツイートを深掘りしていきます。
日本の固有種を脅かす外来種
日本には古くから存在している固有種の生物がたくさんいますが、それを脅かしている存在がいます。
外来種と呼ばれる、海外から入ってきた生物です。
その中でも最近、ヒトに危害を加える外来種が生息し始めてしまいました。
知っておかなければ危険な目に遭う可能性があるため、どんな生物かだけでも確認しておいてください。
今回はサイズの小さい虫を対象にご紹介します。
外来種の増殖原因
外来種が入ってきた理由はさまざまで、食料事情から個人の趣味と幅広いです。
例えばアメリカザリガニやヌートリアがそれにあたります。
アメリカザリガニの場合、1927年頃に食料としてのウシガエルの餌として持ち込まれました。
その持ち込まれたアメリカザリガニがウシガエルと共に養殖池から逃げ出し、日本中に生息するようになりました。
ヌートリアの場合、大日本帝国陸軍向けに毛皮の採取を目的として持ち込まれました。しかし、第二次世界大戦後に需要が激減し、野に放たれてしまいました。
その結果、主に西日本で生息域を広げており、稲や野菜の食害をする害獣として農家の悩みのタネとなっています。
こういった外来種は年々増えており、代わりに日本の固有種が激減したり絶滅してしまうこともあります。
日本の生態系が崩れてしまう原因のひとつです。
外来種への現状
これらの外来種には狩猟や駆除によってある程度の対策はされていますが、あまり効果が出てないことも多いです。
生態系が脅かされていますが、人に対して直接的な危険がないため後回しにされているというのが現状です。
最近入ってきた危険な外来種
しかし、最近は人に対して危害を加える危険な外来種が生息し始めました。
その中でも今回はサイズの小さい虫を対象にご紹介します。
セアカゴケグモ
毒を持つ赤い特徴的な模様を持つ黒いクモです。
1995年に日本国内で初めて大阪府で発見され、それ以来生息域を広げています。
見た目に特徴があるため覚えやすいです。
重症化することは少ないものの毒を持っているため、刺されれば痛みや発熱、発汗を伴います。
クロゴケグモ
セアカゴケグモと似たような姿で、毒を持ち赤い特徴的な模様を持つ黒いクモです。
2000年に日本国内で初めて山口県で発見され、生息域を広げています。
セアカゴケグモよりも強い毒を持ち、全身の痛みから呼吸困難、麻痺、筋肉の痙攣などの症状が起きます。
致死率は1%ほどですが、死者が出ることもあるため決して低くありません。
ヒアリ
毒を持つ赤い体色と腹の前の背中に二つのコブが特徴のアリです。
2017年の5月に日本国内で初めて発見されました。海外からの輸送コンテナから発見され、日本各地にある一部の港から確認されました。
重症化することは少なく、火傷のような痛みや痒みの症状です。
しかし、アナフィラキシーショックというアレルギー反応が起こる恐れがあり、それが原因で亡くなっている方もいます。
ヒアリが恐れられる一番の原因は集団であることです。
巣を誤って踏みでもしたら集団で襲われ、全身のいたるところが刺されてしまいます。
好奇心旺盛な子どもには特に注意喚起が必要です。
危険な生物を知っておくこと
今回ご紹介したのは外来種の危険な虫でしたが、日本の固有種でも危険な虫はいます。
また、虫に限らなければさらに多くの危険生物が存在します。
危険な生物を知っておくだけで余計な怪我や事故を防ぐことができるので、ぜひ一度調べてみてください。
特にお子さまがいるご家庭では、その子の命を守ることにつながる場合もありますので必ず調べておきましょう。