おつかれっすー!ジュンキです!
『今の話題から未来を予測』をテーマに発信していきます。
先日、このニュースに関連したツイートをしました。
ハロウィンに1億の警備費用ということで賛否両論のようです。警備費用として1億と聞くと高く感じますが、経済効果1150億(日本のハロウィン全体)に対しての1億だと妥当もしくは安い方ではないでしょうか?そもそも警備しなければならないほど荒れてしまうのが問題ですが。https://t.co/kuqF1B8cm1
— ジュンキ/ニュースから未来を予測 (@junkiumino) October 30, 2019
このツイートを深掘りしていきます。
渋谷区で1億の警備費用
ハロウィンイベントでは毎年なにかしらトラブルや事件が起きており、その対策費用として渋谷区は1億の予算を投入しました。
ではなぜ、そこまでしてハロウィンイベントをサポートする必要があるかというと、ハロウィンイベントの経済効果が無視できない金額だからです。
ハロウィンの経済効果
ハロウィンの経済効果は推定市場規模に換算すると、昨年の2018年が約1240億円で、今年の2019年は約1155億円と推定されています。
引用:記念日文化研究所
バレンタインの推定市場規模が1260億円なので、ハロウィンがバレンタインに並ぶほどの経済効果が見込まれているといっても過言ではありません。
それほど大きな経済効果が見込まれるので、今では無視できないほどの大きなイベントとなっているのです。
経済効果が落ち込み気味な理由
経済効果が右肩下がりなのはいくつか理由があり、
- ハロウィンのマイナスイメージ
- 消費税の増税
- 被災後の自粛ムード
などが要因であると考えられています。
どれも納得の理由ですね。
特に、ハロウィンのマイナスイメージに関しては心当たりがありませんか?
加えて、ハロウィン後の現場ではゴミが散乱し、良いイメージは浮かびません。
経済効果を守るための1億
そこで、今回の件です。
ハロウィンのマイナスイメージをこれ以上増やさないため、参加者の安全を守るため、渋谷区は1億という大金をハロウィンに予算投入しました。
これも、ハロウィンの経済効果が無視できない規模だからです。
しかし、この1億の予算投入によって、約1155億という経済効果が守られることになるのです。
費用対効果の高い予算投入ではないでしょうか?
日本のハロウィンと海外のハロウィン
ハロウィンは元々、秋の収穫を祝ったり、悪霊を追い出す宗教的な意味合いがあるイベントでした。
そのイベントが日本にも徐々に広まり、主な参加者は子供から若者へ変わり、ホラーをテーマにしたコスプレイベントのような現在の形になりました。
ハロウィンイベントには問題が山積みなので、全国に広がるまではまだ時間がかかるでしょう。
1億円かけたハロウィン対策の効果は?
2018年のハロウィンで
- 逮捕者13人
- ゴミは街に散乱している状態
に対し、
2019年のハロウィンは
- 逮捕者9人
- ゴミの量はあまり変わらない
ということで、数字や表現からすると
あまり効果は無かった
という感じですね。
犯罪行為に対しての抑止力としてもイマイチな結果で、予算を1億かけた割には・・・でしたね。
そもそも参加者のモラルが極端に欠如していることが問題なのですが、1億もの予算を投入できるのであれば、大きな効果が期待できる案や制限をかけることが必要です。
今後のハロウィンイベント
今後、ハロウィンが無くなることはなく、むしろ大きなイベントのひとつとなるでしょう。
そして、毎年のように新たな問題が浮上しては解決案を出していくの繰り返しでしょう。
参加者のモラルが高まるとはとても思えないので、それは仕方がないことなのかもしれませんね。
ただひとつ言えることは、ハロウィンはモラル的な問題を抱えつつも経済を潤す大きなイベントになっているということです。
都内だけでなく、地方でもハロウィンイベントが開催される可能性が高まっているので、今後参加される方は節度を持って参加するようにしましょう。
人に迷惑をかけない
これができないのは獣だけです。