おつかれっすー!ジュンキです!
『今の話題から未来を予測』をテーマに発信していきます。
先日、このニュースに関連したツイートをしました。
今はフォアグラだけですが、時が経つにつれ色々な食材が禁止になっていきます。特に肉類はメタンによる地球温暖化への影響が強いので、徐々に制限がかかってきます。ただ、悲観する必要はありません。技術がすすみ、人工的に本物と全く同じ肉を作ることが可能になるのも時間の問題だからです。 https://t.co/GmoP9kcouh
— ジュンキ/今の話題から未来を予測 (@junkiumino) November 4, 2019
このツイートを深掘りしていきます。
ニューヨークのレストランでフォアグラの提供禁止
ニュースの内容を簡単に紹介します。
条例の理由としては、フォアグラをとるために強制給餌という手法を用いるのですが、その強制給餌が動物虐待であると判断したためです。
フォアグラができるまで
そもそも、フォアグラがどうやって作られるのか知らない人のために、簡単に説明しておきます。
フォアグラはガチョウやアヒルの肝臓を肥大させたもので、キャビア、トリュフと並ぶ世界三大珍味のひとつです。
ガチョウやアヒルに強制給餌という必要以上に餌を与える期間が2、3週間あり、そこで肝臓を肥大化させます。
また、強制給餌をしない肥育法もあり、その場合は1年ほどの長い飼育期間を要します。
世界中で議論されるフォアグラ
フォアグラは多くの批判を受けている食材で、その原因は強制給餌という手法にあります。
ガチョウやアヒルの口を開け、漏斗のような器具で強制的に餌を流しこむ。
この作業を1日に2、3回行い、2、3週間の間毎日行います。
この強制給餌があまりにも残虐な行為で動物虐待であると批判されており、その結果として食材の提供や流通を禁止するという措置がとられるのです。
フォアグラの禁止は進む
ニューヨークに限らず、フォアグラの生産や流通が禁止されている国や地域はすでにいくつか存在しています。
この流れは強制給餌という手法がなくならない限り続き、フォアグラが禁止される国や地域は増加していくでしょう。
一部のフォアグラは流通量が増える
逆に言えば、強制給餌をしない肥育法であれば流通量が増えます。
飼育期間を長くすることで強制給餌無しにフォアグラを作ることができ、倫理的なフォアグラであると評価されています。
日本で批判される食材
日本にも批判対象となる食材があります。
鯨肉です。
捕鯨は日本の文化として昔から存在しており、スーパーなどで販売されているのを見かけるほど日本人には身近な食材です。
鯨の場合は、鯨が高い知能を持っており、それを食材にする行為自体が非道であると非難されることがあります。
批判されるからといって鯨肉の流通が完全に止まることはまず無いですが、禁止される食材はこれからも増えていくことでしょう。
牛や豚の肉でさえ禁止になる可能性
今のところ、牛や豚の肉は禁止されていません。(レバーの生食等を除く)
しかし、牛や豚を育てる畜産業自体を批判する声も少なからず上がっています。
畜産業の中でも牛は特に影響があるとされ、78%が牛肉生産に起因しています。
日本での影響
とはいえ、それは世界全体の話であり、日本ではそもそも生産量が少ないのでそこまで大きな問題にはなっていません。
日本で畜産業が無くなることはまずないでしょう。
あるとすれば、人手不足が原因となるでしょう。
全ての食材が解禁される可能性
この数年はいろんな食材が禁止の方向に進む可能性が高いです。
原因は、
- 食材自体の安全性
- 絶滅のおそれがある希少性
- 動物虐待などの道徳性
などが挙げられます。
とはいえ、決して悲観するばかりではありません。
技術は常に進歩しており、十数年後には全ての食材が解禁される可能性もあります。
培養肉が食材を救うきっかけに
培養肉がそのうちの一つとして挙げられます。
牛を殺生することなくシャーレの上で肉を作ることができるため、
- 無菌による安全性
- 殺生をしない希少性の確保
- 殺生をしない道徳性
上記全ての問題点をクリアしています。
生食が可能な安全性の高いレバーを作り出すことが可能となり、流通が再開されるようになる流れも読めますね。
簡単にまとめると
今の環境や技術では、数ある食材のいくつかが禁止されていくことになるでしょう。
しかし、それが技術の進歩によって解決し、流通が再開されるのも時間の問題です。
技術の進歩は私たちの食にも大きく関わっているのです。